細胞農業とは 

細胞農業とは、従来のように動物を飼育することなく、生物を構成している細胞そのものをその生物の体外で培養することによって行われる新しい生産の考え方です。これまでの伝統的な農業に比べ環境負荷が小さく、持続可能な食料生産方式として期待されています。また、細胞培養の技術を応用すれば、食料以外にもさまざまな製品を作り出せる可能性があります。

世界中で細胞農業に関する技術開発が加速する一方で、新規参入する際の指針や技術に対する情報公開や一般理解、生産から流通までの全体を見据えたルール作りなど、細胞農業が社会全体の利益になる形で実現するには解決するべき課題があります。

我々は、これまで任意団体「Shojinmeat Project」として、細胞農業の普及活動として実験教室や勉強会、出版物の販売、創作活動を通して広く社会に情報を発信してまいりました。
このような活動を通して見えてきた課題と、世界で先行する事例を考えると、日本において細胞農業産物が一般に普及し、人々の食文化をより豊かにするためには、多くの人々に支援される組織がリーダーシップをとって活動の幅を広げていくべきであると考えました。

今回、法人として申請するに至ったのは、細胞農業が人々の理解と信頼のもとに社会普及することを目指すためです。そのためには営利目的ではなく、中立の立場で多くの人々に参画していただける組織が不可欠であることから、特定非営利活動法人格を取得する考えに至りました。
特定非営利活動法人になった暁には、定期的な総会の実施や、法令等で定められた書類の作成・提出、一般市民への情報公開などを適切に行うことで、社会的信用を得、健全な法人運営が実現できると考えます。我々は学会の開催、教育事業、細胞農業の普及啓発事業等を通じて、環境負荷の小さい持続可能な新しい農業である細胞農業を広め、人々のみならず地球環境への貢献を目指します。

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